スタッドレス比較
寒い日が続くようになりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
冬はタイヤ交換、というのが(暖かい地方を除いて)車乗りの定番作業ですが、スタッドレスタイヤについて比較する機会がありましたので、ちょっと書いてみます。
サーキットでタイムを出すためのタイヤであっても、スタッドレスタイヤであっても、よりいいものを装着したいというのが人情というものです。
がしかし、比較するには同一条件でないと意味がありません。
「○○だと滑らないけど、△△はだめだった」
こういう意見は、同一車種・同一条件で比較した結果でないと意味はなく、場所や日時が違うだけでまったく当てにならないものになります。
ということで・・・会社でちょっと(かなりかも)お付き合いのある、ブリヂストンさんが面白い比較を行うというので、お邪魔してみました(すいぶん前のことなのですけど)。
それというのも、広島市にあるとあるスケートリンクを貸しきって、レンタカーのヴィッツを3台用意し、BSを含めた3社のタイヤを実際に体験してもらおうというイベントです。

こんな風に、まずは外周を半周し、バックストレートで20km/hからのフルブレーキング、その後8の字走行を行って終了。
これをタイヤ(車)を替えて、3回行うというものです。
個人的には、雪の上を走ることはよくありますが、全くの氷の上を走るというのははじめてです。
おまけにバックストレートには、水が撒いてあり申し分のない路面状況です。
しかもヴィッツはABSをキャンセルされているという、これ以上ない絶好の条件で開始しました。
テストに先立って
『第一コーナーと第二コーナー立ち上がりで壁と仲良くなる人がときどきいます』
と言われておりました。
私より前のテスターも、発進時からストレートまで、滑りっぱなしの人も大勢でした。
いよいよ私の番。
「どれだけ滑るもんだろー」
と、半分わくわく、半分どきどきしてそろっとスタートしました。
最初はY社のタイヤで、ちょっと強めにアクセルを踏むと簡単にホイールスピンします。
コーナーではゆっくり、立ち上がりでじわじわ踏んでいってバックストレートでフルブレーキ。
当たり前ですが、面白いくらい滑走していきます。
その後8の字へのアプローチで、ちょいとコースを外れてしまいました。
サーキットでいう、一度アンダーが出始めると止まらないという感じでしょうか。
事前に「いろいろなアクションをやってみてください」と言われていたので、奥のコーナーではお約束のサイドを引いてみました(笑)。
なんだか久しぶりの「リアが流れる」感覚で、超低速ながら、これはこれで楽しいものです。
次にBSのタイヤですが、こちらは贔屓目なしで、別次元によいタイヤでした。
トラクションもブレーキもそうでしたが、コーナーリングが一番気に入りました。
だらしなくアンダーが出る感じではなく、Y社のが「どうにもならない」ならばBSのは「なんとかなる」感じです。
サイドを引いたときのコントロール性もまずまずで、正直いって各社それほど差はないだろうと予想していたのをいい意味で裏切られました。
最後はD社のタイヤ、こちらはY社とBSの中間的な性能でした。
よくも悪くも「こんなもんだよね」という感じで、特に秀でたところはないけれど、際立った欠点もなく、価格を考えれば悪くないな、と思わされました。
乗り比べてみて、やはり自信を持って開催するだけあって、BSのタイヤはよかったです。
その後に転がり抵抗の実験(三輪車にタイヤを装着し、スロープから降下して距離を測るテスト)も行いましたが、同サイズのPlayzとほとんど変わりありませんでした。
Y社のタイヤは、これまで私が持っていたイメージからすると、ちょっと期待はずれでした。
縦方向はそれほど悪いとは思いませんでしたが、横方向はちょっと頼りないかなあ・・・。
D社のタイヤは、上に書いたように中間的でした。
一応これらのインプレは、私だけでなく一緒に行った同僚も同意見でしたので、念のため。
それにしても…タイヤはともかく「車が滑る」という感覚が久しぶりで、正直楽しかったです(笑)。
サーキット走行みたいでちょっとどきどきしましたが、アクセルワークなんて体が覚えているものですね。
ひどいアンダーを出すこともなく、ひどいホイールスピンをすることもなく、自分で言うのも何ですがそんなに恥ずかしい運転ではなかったなと…(^^;
月並みですけど、安全のためにもサーキット走行を経験するのはよいことかもしれませんね。
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