エンジンも汚れる
2024年初めてのエントリーとなってしまいましたが、あけましておめでとうございます(汗)。
最近ネタがないわけではありませんが、みんカラへのアップが楽なので、ついついあちらにアップしてしまってます。
ですが本家はあくまでこちら。
「燃焼室内部の観察と清掃について」ちょっと書いてみようと思います。
ずいぶん前から、内視鏡(ファイバースコープ)がAmazonで安く売られているのを見て、いつかはCL7でも使ってみたいなあと思っておりました。調べてみるといろいろ種類があり、その一つは接続方法で、Lightning または type-Cでスマホに直接するものと、WiFi接続するものがあります。
もう一つはカメラで、先端正面のみにカメラがあるもの1カメラタイプと、横にもカメラがある2カメラタイプです。
私は直接接続の2カメラにしましたが、接続方法はどちらでもよいものの、カメラは2カメラがお勧めです(1カメラでもミラーアダプターで横を見ることができますが、わざわざ付け替えるのは面倒です)。
価格は約4000円。
プラグを外し、内視鏡を挿入していくとピストントップが見えてきます。
自分の車のピストンを見るのはワクワクしますが、えらく汚れているようにも見え、同時にガックリもしてしまいます。
サイドカメラに切り替えて、最初に撮影したのがこれ。
「なにこれ?カーボンだらけじゃん」というのが第一声でした。
そしてショックだったのはこちら。
シリンダーに入った縦傷です。
斜めの傷のようなものはクロスハッチという加工ですが、縦に入った傷は圧縮抜けやオイル消費増大の原因となります。
オイルが減るのは間違いないので、仕方ないといえば仕方ないのですが・・・。
いろいろみていると、どのシリンダーもこのようなウロコ状の堆積物が付着しています。
ウロコの下の境目はヘッドとブロックの境目、黒色の付着物がピストンが上死点に達したときのトップリングより上にあたるところです(リングが当たらないのでこのように汚れが溜まります)。
これはひどいなあ・・・ということで、燃料添加剤を投入しつつエンジンコンディショナー漬けにし、オイル交換をして1週間走行したあとがこちら。
よいとは言えないまでも、かなり改善しました。
ちなみにインジェクターを外して吸気ポートも観察してみましたが、こちらは逆に綺麗すぎるほどでした。
吸気ポートもカーボンだらけ、というのならともかく、なぜこれほどまでに燃焼室が堆積物だらけになったのか、その理由が未だに不明です。
最近おとなしく走ってるからかなあ?とか燃費重視で高いギアで走りすぎなのかなあ?とか考えてはいるのですが・・・。
とりあえずPEA(ポリエーテルアミン)入りの燃料添加剤を継続投入(10回分購入した)して、経過を観察してみようと思います。
なお、堆積物が少なくなると調子は激変、2000回転前後のトルクが増したのが感じられます。
作業には注意も必要ですが、お勧めのメンテナンスです。
手順等、詳細はこちらをご覧ください。
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